回航か陸送か。。。

遊漁船の開業にあたって、積丹の中古遊漁船を8月初旬に購入しましたが、結局室蘭まで移動できたのは9/14と1カ月以上要しました。

自分自身のスケジュールの都合もありましたが、手続き等も結構ありまして(-_-)面倒なこともあったので、“船の輸送” に際して自分自身が経験したことを記載しておきます。

まずは、考えた2つの輸送案を紹介。

案➀ 回航プラン(ボツ(-_-))
積丹から出港し、津軽海峡を横断して室蘭まで持ってくるプラン。
免許も1級にステップアップし、航行区域を一時的に変更する “臨時変更証” を取得するために必要な備品も揃え、保険にも入りました。

しかし、色々相談しているうちに、海上で何かあった場合(流木や網に引っかかる、エンジントラブルなど)に対処できるか不安に。。。もちろん常にリスクはありますが、初乗りでトラブルは避けたい、ということで別の案も検討することに。。。


案➁ 回航&陸送プラン(採用(^.^))

普通に陸送できれば良かったのですが、船は砂浜に陸揚げしてあって、
ユニックやトレーラーが入り込めない。という問題がありました。

そこで、積丹〜小樽までは自ら回航し、小樽マリーナのクレーンで吊り上げて、
トラックに積み込み、室蘭まで陸送することに!


回航当日~陸送

〇1日目(9/12)
久々の運転に備えて、事前にバッテリー充電、オイル点検などを行ってから、天気が良かった9/12に父と積丹へ向かいました。予定では30分で海に降ろして、試運転がてらブリを数本釣ってから小樽へ回航!のはずが、降ろすのになんと8時間掛かりました笑。

前オーナーが多忙で立ち合いできなかったため、父と二人でチャレンジしましたが、
圧倒的なパワー不足笑。巻き上げ機を駆使しても、地元の方にも手伝ってもらっても何してもダメ。。。

どうにもならず、古平からジャッキや滑り板や頑丈なロープなどを借りてきて、
何度か再チャレンジしてようやく成功!!!すでに午後2時過ぎており、成功したときの感動はヤバかったです笑。

それから、ドレンコックを締め忘れるハプニング等ありましたが、無事に出港し、
この日は古平町役場に確認し、古平港に停泊することに。美国の「純の店」にて夕食を食べ、「みはらし荘」に宿泊し翌日に備えました。先日の地震の影響で、予約客のキャンセルが続いているということで、当日は貸し切り状態でした(-_-)
  

〇2日目(9/13)
朝一に出港し、いざ小樽へ!砂浜から降ろさなくて良いので、非常に気が楽です笑。
ゆっくり走り、古平~小樽まで約2時間程度の航海でした。
その後、マリーナのクレーンで吊り上げ、トラックで室蘭まで無事陸送できました!

何とか無事に輸送できましたが、準備やトラブルを想定しておく重要性を改めて実感しました(-_-)次回船を買うときは、先に輸送方法を考えることにします笑。